鉄のお話し㉛ 熱処理/状態変化

こんにちは、ミトメです。
今回は鉄の状態変化について紹介します。

鉄は温度によって結晶構造が大きく変化します。
これを「変態」と言います。
鉄を加熱すると膨張しますが910度で収縮します。
この温度を「変態点」と言います。

910度でフェライトからオーステナイトと呼ばれる
結晶構造に変化します。この状態では炭素などと
混合がしやすくなります。

また鉄を硬くする(焼き入れ)にはオーステナイト
状態に加熱し急冷することで非常に硬くなります。
この状態をマルテンサイトと言います。

状態変化の性質から様々な鋼材が造られています。

タスクフォースでは、鉄鋼製造に関する制御システムを得意としています。

それでは、次回お会いしましょう。