鉄のお話⑫ コークス炉

こんにちは、ミトメです。

今回も鉄のお話です、今回はコークス炉についてです。

コークスの役割は高炉内で原料の鉄鉱石を溶かす熱源となります。
また還元して鉄分を取り出す役割も果たします。鉄鋼製造には不可欠な原料です。

高炉メーカーの製鉄所ではコークス炉が併設されています。
炉の中で石炭を蒸し焼きにしてコークスを製造します。
石炭に含有する硫黄、コールタール、硫酸、アンモニアなどが除去されることで
燃焼時の発熱量が高くなります。

コークス炉の構造は石炭を装入する炭化室と燃焼室が交互に配置
されています。燃焼室は燃料ガスを燃焼させ炭化室を高温に保ちます。
炭化室では石炭を蒸し焼きにしコークスを生成します。

製造時発生したガスは有害物質を除去した後、製鉄所内のエネルギーとして
使用されます。

タスクフォースは、こうした鉄鋼生産に関わる制御システムを得意としています。

それでは、次回お会いしましょう。