こんにちは、ミトメです。
前回に続き、鉄のお話です。
鉄の原料は大きく2種類あります。
天然資源とリサイクル原料です。
天然資源では、鉄鉱石とコークス(蒸し焼きにした石炭)を基に製造されます。
リサイクル原料では、建築廃材や自動車・家電廃材などを鉄スクラップとして製造します。
今日では30%以上が鉄スクラップ由来となっているそうです。
ですが品質・コスト面では鉄鉱石より鉄スクラップは劣ってしまいます。
鉄スクラップの場合どうしても不純物が含まれます。
鉄鉱石の場合は鉄分のみから製造できるためスクラップに比べ高度な加工が伴う
高級鋼の製造が可能です。
また高炉で製造する一貫製鉄所であれば大量製造が可能となり効率よくコストも抑えられます。
現状では天然資源による製造の方が様々な点で優位なようです。
こうした高炉を所有する会社を高炉メーカーといいます。
日本では、日本製鉄、JFEスチール、神戸製鋼所の3社です。
巨大な装置産業と呼ばれるだけあってどこもメジャー企業ですね。
タスクフォースは、高炉メーカー様向けの鉄鋼製造に関する制御システム
を得意としています。
それでは、次回お会いしましょう。