新人日記2017 No.29(防災)

こんにちは、フジイです。
早いものでもうすぐ10月ですね。新しいことばかりを経験しているからか時間の流れが速く感じます。季節の変わり目は体調を崩しやすいので、気をつけていきましょう。

本日の内容は、今週行われた衛生管理研修についてです。
衛生管理研修とは、弊社の衛生管理委員会が主催で行っている社内研修のことです。以前、お話した「ワークバランスセミナー」も、この研修の一環として行われたものです。今回は「防災」についてでした。

第1部は、防災意識として「もしミサイルが発射されたら」という内容でした。これは、最近特に目が離せないニュースに関連していると思います。もし実際にミサイルが発射された場合、約10分くらいで日本に着弾するそうです。Jアラート(全国瞬時警報システム)から通知されるのが約5分後らしいので、そこからの約5分くらいで緊急の対策を取る必要があります。そんなに短い時間で何ができるの?と思うかもしれませんが、多少なりとも対策はあります。まずは、屋外にいる場合は建物か地下に避難する、屋内にいる場合は窓から離れるか窓のない部屋に移動する、などです。どんな災害にも言えることですが、何より落ち着いて行動することです。

第2部は「災害対応のジレンマ」ということで、もし大規模災害により被災した際に難しい決断を迫られ、
正解のない選択をしなければならない状況のことを指します。正解がないということは、人によって答えが違い、実際の現場では様々な意見が飛び交い、対立が起きてしまう状況になるかもしれません。
たとえば、「Q:避難所に避難しなければならない。家族同然の飼い犬も一緒に連れて行くか?」
この問いは、大きく悩む人もいればあっさりと決断する人もいるでしょう。もちろんこの問題にも正解はなく、人によって答えが違うと思います。実際に弊社でも意見が分かれ議論が交わされました。家族同然だから避難所の端でもいいので連れて行くという人、避難所は基本的に動物の連れ込みはNGだから置いていくという人、飼い犬を置いて行くなら避難所に行かず自分も一緒に残るという人、様々でした。このようなことは実際の現場でも話題になることがあります。多くの人が集まり、緊急事態になれば、冷静な判断が難しくなったり、情報の共有不足や意見の食い違いが発生します。そして対立や争いのもとになることがあります。したがって、事前にそういった価値観の違いがあることを知っておき、どう対応すればいいのかを少しでも考えておくことが、防災力につながると思います。

災害というものは、いつ発生するか分かりません。家族と話し合う、物資を常に準備する、どういった対応をとるか考えておく、などの事前の対策をしておくことがとても大切です。

本日は以上です。